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生うどん提供における”オペレーション”の重要性

生うどんはお客様へお出しするまでの工程が多く、時間がかかるため、場合によっては大きな負担になってしまう場合もあります。そのため、オペレーションをよく吟味したうえで、採用するうどんの麺を考える必要があります。

うどんのオペレーションは大変です。
特に、生うどん・半生うどんの場合、
10分ほど茹でる(麺の太さ等によって、違います)
水洗いする
玉取り(1玉(食)ずつ分ける)
オーダーが入ったら、湯煎する
加えて、それらとは別に、茹で釜(または茹で鍋、寸胴)のお湯のメンテナンスが必要です。
特に市街地の人通りがある程度ある店舗で、昼に提供しようとすると、その処理量が増えていきます。
弊社がまず、生うどんを提供したいお客様にお伺いしているのは、
価格や送料以上に上記のようなオペレーションが対応できるかどうかです。

 

手前みそではありますが、弊社の生うどんは打ち立てを急速凍結しているので、
理論上は自家製麺と変わらない品質を提供できます
サンプルをお取りいただいて、調理してみたら美味しかったので、成約になるお客様も多数おられます。
ただ、試食のような少量でなく、実際にオペレーションしてみたら大変だったということで、止められてしまうお客様も中にはいらっしゃいます。
難しいとは思いますが、実際のオペレーションを想定したうえで、ご採用頂くことがお客様にとっても最良のことなのではないかと考えております。
オープンしてから、麺が変わってしまったのでは、着くはずのリピーター様も離れてしまいます
そのようなことにならないよう、慎重にご検討ください。

 

話は少しずれますが、観阿弥とともに、能を起こした世阿弥に「花は観手に咲く」という言葉があります。
花は、実際の花ではなく、感動する状態のことで、観手とは、観客のことです。
観客を感動させることが、能という演劇で目指すべきところという意味合いだと思います。
また、価値そのものは観手にあるというと言っているのだと思います。
飲食店様では、

インスタ映えしそうなメニューが考案できた!話題になりそうなメニューができた!

と、そのメニューそのものにとらわれがちですが、
訪れるお客様一人一人が観客と考えるならば、実は一つ一つのオペレーションが確立できていないと、
観手に花を咲かせることは難しいのではないかと、多くの店舗様を見ていて、感じる次第です。

 

新規オープンの場合でも、既存店での新規メニューの提供でも、
奇抜なメニューだけでなく、オペレーションも今一度、ご確認頂けますと幸いです。

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