4月2日
本場香川のさぬきうどん屋について
本場!香川県のさぬきうどん屋事情 香川県内には、約600店舗ものうどん屋があります。その多さは他の県に比べても圧倒的です。そのくせ、雑誌などで取り上げられる有名店であっても、見つかりにくい場所にあり、探すのが一苦労という何とも面白い店舗事情となっています。さぬきうどんの店舗体系は大きく分けて2つになります。一般式・セルフ式となっていて、どちらでも本格的なさぬきうどんを食べられます。 一般式と呼ばれる店舗体系のお店は、着席型のスタイルが多く、お店に入った時点からお店の人が席まで案内してくれて、注文まで取ってくれます。いわゆるレストラン式です。メニューなども分かりやすく書かれているので、頼むのもさほど難しくありませんし、注文方法などが分からなければ、お店の人が親切に教えてくれます。また、おすすめメニューなども気軽に聞けるのも一般式の良いところです。ただし、混雑時などはお店の人の手が空かずに、待たされることもしばしばなので、急いで食べたい場合などは避けた方が良いです。 セルフ式店舗の注文は難しい? セルフ式店舗での注文は一般式と異なるため、初心者にとっては少し手間取ることもあります。とは言え、本場のさぬきうどんスタイルと言えばセルフ式がほとんどのため、さぬきうどんを制するなら手順を知っておくと良いでしょう。先ず、店舗に入るとそのまま注文カウンターに流れるようにいくのが決まりです。そしてそのままカウンター奥の店員さんに、注文をします。メニューを注文すると素早くうどんが出てくるので、それをそのまま持って隣に移動します。大抵の場合には、注文カウンターの隣には、うどんを温める湯があるので、そこで麺を温めて隣に移動します(釜揚げや釜玉などの場合はこれは省略します)。さらに隣に進むと、天ぷらやおにぎり、おでんなどが並べてあるので、好きなものを好きなだけ取ります。その隣に進むと、店員さんが素早く会計をしてくれるので、ここでお会計となります。このときできるだけ、小銭を渡せるとスムーズに会計ができます。 会計が終わると、いよいようどんに出汁を注ぎます。この出汁を入れる方法は店舗によって異なり、タンクの蛇口をひねって入れるタイプや、寸胴鍋に入った出汁をそのままお玉ですくって入れるタイプなどがあります。そして、最後に薬味を入れて完成です。いよいよ食べ始めますが、混雑時などは本場の美味しさだけを黙って堪能して、素早く食べるようにするのが流儀です。食べ終わったら食器の片付けもセルフとなっているので、片付け忘れに注意をしましょう。現在は、香川県以外でもセルフ式のさぬきうどん屋が目立ち始めています。本場のうどんを安く食べられるセルフ式店舗は日本全国どこで展開をしても成功事例が多いようです。