9月16日
さぬきうどん生麺のメニューについて
さぬきうどん生麺の美味しい食べ方 さぬきうどんと言えば一番美味しいのはやはり生麺です。
製麺後の水分をそのまま麺に含ませているため、コシの強さがありながら、なめらかな食感は極上です。
そんな生麺ですが、茹で方によってもかなり味の差は出てしまいますので、先ずは美味しい茹で方をマスターすることが大切です。
特に、飲食店で業務用の生麺を出している場合には、せっかく美味しい麺であっても茹で方一つでお客様の満足度が変わりますから、しっかりとコツをつかんでおくと良いでしょう。
讃岐うどんの特徴は強い塩分です。本場と言われるさぬきうどんには、小麦粉重量の3%以上の塩を入れるのが決まりです。
このため、茹でるときには大きめの鍋にたっぷりの湯を張って茹でます。これをしないと、生地に含まれた塩分が抜けずに、しょっぱい麺となってしまうからです。
麺を茹でるときの湯の量は、麺の10倍です。沸騰した湯にゆっくりと入れ、うどんが鍋底にくっつかないように箸で軽くほぐします。その後約1分くらいでうどんが浮き上がるので、そしたら火力を調節し、茹で上がりを待ちましょう。茹で時間は、麺の太さや量によっても異なるので、途中で味見をして確認しても良いでしょう。茹で上がったら、ザルに上げ冷たい水でしっかりと洗います。
生麺の王道メニュー 美味しい茹で方をマスターしたら、早速さぬきうどんを食べましょう。もっともベーシックな食べ方は、かけと言われるものです。茹で上がった麺を冷水で締めて、再び湯でかるくさばき、出汁をかけたものになります。うどん本来の食感を楽しめる香川でも人気の高いメニューです。釜揚げうどんも非常に人気があるメニューで、これは茹で上がったうどんをそのまま容器に移して食べるものになります。
また、香川では生醤油うどんと言うのも人気があります。これは、茹であがった麺を冷水で締めたあとにそのまま醤油をかけるだけのメニューです。さぬきうどん本来の食感と風味が味わえる一品です。 和風カルボナーラとも言われる釜玉と言われるものもあります。
これは、茹で上がったままの生麺をそのまま容器に移し生卵をかけて醤油で食べるもので、卵かけご飯のうどん版のようなものになります。このほか、カレーうどんや香川の郷土料理であるしっぽく(季節の野菜を煮込み麺の上にかけるもの)などもあります。このほか、パスタのように、トマトソースやミートソースなども生麺には合います。いろいろな応用がきくのも生ならの魅力です。